2014年10月28日
猿ヶ京温泉 「長生館」②
今日は月に一度の野外温泉講座日でした。
僕は6年前から、NHK文化センター前橋教室にて、県内外の名湯・秘湯をめぐる講座の講師をしています。
偶数月の今月は、群馬県内の温泉です。
久しぶりに、猿ヶ京温泉(みなかみ町) へ行って来ました。
この講座で猿ヶ京温泉を訪ねるのは、2回目です。
前回は猿ヶ京ホテル、そして今回は長生館にお世話になりました。
ともに昭和33(1958)年にダム湖に沈んだ湯島温泉から移転してきた “旧四軒” と呼ばれる老舗旅館です。
※(旧四軒と猿ヶ京温泉の歴史については、当ブログの2012年3月7日 「猿ヶ京温泉 長生館」 を参照)
高崎駅前と前橋駅前から出発したバスは、関越自動車道を北へと向かいました。
今回、新しく入会したSさんご夫婦がいました。
なんでも僕の読者とのことで、著書はすべて持っていて、新聞の連載も毎週読んでいるとのこと。
あいさつをすると、“生小暮” が見られたと、大変喜んでくださいました。
さすが、僕の読者であります。とにかく温泉に詳しい!
特にご主人は熱心で、僕の著書 『群馬の源泉一軒宿』(2009年刊) と 改訂版の 『新 群馬の源泉一軒宿』(2014年刊) に掲載されている温泉宿を1軒1軒比べて、「文章の表現の変化を読み解いている」 とのこと。
うれしいような、恥ずかしいような……。恐るべし、読者!
しかもSさんは、読者でありながら、今日からは受講生です。
「先生の生のレクチャーを受けに来ました」 と意欲満々。
バスの中でも、昼食中も、質問攻めにあいました。
でも、ちっとも悪い気はしませんでしたよ。
いえいえ、著者冥利、講師冥利に尽きる光栄なことであります。
だから僕も、いつもより張り切って講義をしてしまいました。
長生館の自慢は、2つ!
谷川連山と赤谷川の渓谷を望む絶景と、名物の 「野天風呂」 です。
池と見間違うほどの野趣あふれる大きな露天風呂が、完全かけ流し!それも、熱い!
この大きさを加温なし、循環なしで保てるのは、猿ヶ京温泉の中でも湯元である長生館だけです。
毎分ドラム缶3本分という湯量と、約56度という熱い源泉が湧いているからこそできる技であります。
「いや~、先生。俺は今までで一番、ここの露天風呂が気に入ったよ」
と、受講歴3年のNさん。
「湯の中から紅葉と雪景色が一緒に見られるなんて、素晴らしい眺めですね」
と、2年目のTさん。
みなさん、口々に感嘆の言葉を発していました。
これまた講師冥利に尽きる、うれしいことであります。
これからも、いい温泉をたくさん紹介していきますよ!
受講生のみなさん、末永くよろしくお願いしますね。
「では、乾杯!」
いつものように受講生たちと、湯上がりのビールを飲み交わしたのでありました。
Posted by 小暮 淳 at 22:44│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
小倉様
しばらく前に赤石さんと一緒にお目にかかりました、株式会社フェアマインドの反保です。その節はお世話様になりました。
【FAAVO群馬】も立ち上がり現在4件のファンドを進めております。
話は変わりますが、先日NHKの番組で猿ヶ京には豊かな民話の伝承があることを知りました。岩手の遠野ほど著名ではないですが、これは猿ヶ京の貴重な観光資源だと思いました。
小倉さんのご協力をいただき、猿ヶ京の民話の保存・普及・適切な観光資源化などをテーマに【FAAVO】で取り組んでみたいと思いました。
こんなことは、見当はずれでしょうか?
しばらく前に赤石さんと一緒にお目にかかりました、株式会社フェアマインドの反保です。その節はお世話様になりました。
【FAAVO群馬】も立ち上がり現在4件のファンドを進めております。
話は変わりますが、先日NHKの番組で猿ヶ京には豊かな民話の伝承があることを知りました。岩手の遠野ほど著名ではないですが、これは猿ヶ京の貴重な観光資源だと思いました。
小倉さんのご協力をいただき、猿ヶ京の民話の保存・普及・適切な観光資源化などをテーマに【FAAVO】で取り組んでみたいと思いました。
こんなことは、見当はずれでしょうか?
Posted by 反保敏彦 at 2014年11月07日 11:09
反保敏彦さんへ
その節は、お世話になりました。
おかげさまで、いよいよNPOの活動も始まりました。
猿ヶ京の件も含め、お会いしてお話ができればと思います。
また、よろしくお願いいたします。
その節は、お世話になりました。
おかげさまで、いよいよNPOの活動も始まりました。
猿ヶ京の件も含め、お会いしてお話ができればと思います。
また、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳
at 2014年11月07日 18:59
