2015年10月07日
相間川温泉 「ふれあい館」②
<まず、露天風呂の湯の色に驚いた。茶褐色というよりは、鮮やかなオレンジ色をしている。西上州には珍しく鉄分を多く含んだ温泉だ。にごりが濃厚のため、足元が見えない。ゆっくりと湯底を足の裏で確かめながら入った。> ( 『ぐんまの源泉一軒宿』 より)
昨晩は、久しぶりに相間川温泉(高崎市倉渕町) の 「ふれあい館」 に泊まってきました。
「えっ、あそこって、日帰り温泉なんじゃないの?」 って、思った人もいるかもしれませんね。
一見、そんな造りですものね。
でも宿泊施設のある、れっきとした一軒宿の温泉地なんですよ。
※(相間川温泉には、「せせらぎの湯」 という日帰り入浴施設があります)
群馬県内には、さまざま色の “にごり湯” があります。
鉄分を多く含む赤褐色の温泉といえば、伊香保温泉や赤城温泉が知られていますが、僕が思うに、その色の濃さで言えば、ここ相間川が一番濃厚だと思います。
で、今日の湯は、茶褐色というよりは、やや緑がかった黄土色でした。
季節や天候、光の加減で、訪ねるたびに色を変えるところも楽しみの一つです。
<湯をすくい、鼻先へ近づけると金気臭い。顔に触れると、ひげそり後の肌がヒリヒリする。なめると、かなり塩辛い。(中略) 体を移動しようと手をついた瞬間、ふわりと尻が浮いた。>
相変わらず、塩分濃度も県内トップクラスであります。
思わず 「しょっぺー!」 と、なめた途端に顔をしかめるほど。
さらに、苦味もある。
この鉄分と塩分の多さが、この温泉の最大の特徴なのです。
浴室には所々に、こんな注意書きが貼られています。
“湯あたり注意!” “長湯は禁物!”
どうしてか、わかりますか?
実は、鉄分と塩分が多い温泉は、体感温度が実際の温度よりも低く感じられるのです。
そのため、心地よくなって、ついつい長湯をしてしまい、のぼせてしまうというわけです。
でも、それだけ体が温まるということなので、湯冷めをしにくいともいえます。
これからの季節に、ありがたい温泉であります。
でも、やはり長湯は禁物ですぞ!
湯あたり御免!
※(だいぶ救急車が出動しているらしいですよ)
Posted by 小暮 淳 at 23:27│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
ジュンジューン!!
こにゃにゃちわ。
西上州の温泉は前橋、高崎からも近いので要チェック!
ふれあい館は、私も日帰り温泉かと思ってました。
これからの季節、塩分、鉄分の多い温泉は
身体の芯から温まりますよね♪
風呂上がりの肌がペタペタ、吸い付くんだ!!
仕事、家族のこと…今は大変な時ですが
温泉に入って一杯やれるのを楽しみに頑張りまーす。
こにゃにゃちわ。
西上州の温泉は前橋、高崎からも近いので要チェック!
ふれあい館は、私も日帰り温泉かと思ってました。
これからの季節、塩分、鉄分の多い温泉は
身体の芯から温まりますよね♪
風呂上がりの肌がペタペタ、吸い付くんだ!!
仕事、家族のこと…今は大変な時ですが
温泉に入って一杯やれるのを楽しみに頑張りまーす。
Posted by 繭りん at 2015年10月08日 18:15
繭りんさんへ
こにゃにゃちわ!!
西上州の温泉は、ほとんどが冷鉱泉です。
でも、何百年と湧き続ける霊験あらたかな薬湯が多いんですよ。
先人たちの知恵を学ぶ良い機会だと思って、コツコツとめぐっています。
もちろん、取材で温泉に入った後に、一杯やるのが一番の目的ですが……。
こにゃにゃちわ!!
西上州の温泉は、ほとんどが冷鉱泉です。
でも、何百年と湧き続ける霊験あらたかな薬湯が多いんですよ。
先人たちの知恵を学ぶ良い機会だと思って、コツコツとめぐっています。
もちろん、取材で温泉に入った後に、一杯やるのが一番の目的ですが……。
Posted by 小暮 淳
at 2015年10月09日 11:52
