2020年01月22日
宇宙生物 “ケサランパサラン” 現る!?
以前、ブログで 「ケセランパセラン」(ケサランパサランとも呼ぶ) について触れたところ、読者からのコメントをはじめ、友人知人からもたくさんの情報が寄せられました。
ありがとうございました。
それらによると、以下の3つのことが判明しました。
①不思議なネーミングは、東北地方の方言であること。
②大正時代には、すでに飼育されていたこと。
③ブームの火付け役は、新聞記事だったこと。
ということで、ブームの発端となった新聞記事のコピーを入手しましたので、全文を紹介します。
おしろい食う“宇宙生物”?
宮城のお寺 箱の中 60年繁殖
一見、タンポポのようで、虫かも知れないというナゾの生物が、宮城県・小牛田町の孝勝寺別院に大正年間から伝わるキリの箱(十センチ四方) の中で“繁殖” していることがわかり、近く東北大に依頼して、動物か植物か、その正体をつきとめることになった。
土地の言葉で 「空から飛んできた得体の知れないもの」 という意味の 「ケサランパサラン」 と名付けられているこの生物=(写真)。
一、二センチの長さの綿毛に包まれ、中心部に口と思われる黒い点がある。
大正七年秋、二体がもつれ合うように本堂に飛来したのを先代住職がとらえて箱にしまった。
以来、家宝のように扱われてきたが、最近箱に入れてあったおしろいが減っているところからこれを食べていたらしいが、水もない真っ暗な箱の中でなぜ増えたのか、ナゾだらけ。
宇宙の生物かも。
<昭和52年(1972) 7月8日 読売新聞22面より>
Posted by 小暮 淳 at 11:26│Comments(0)
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