2020年06月15日
幻の銘酒に魅せられて
ワクワクが止まりません。
寝ても覚めても、そのことばかり考えています。
またしても持病の “謎学症候群” が発症したようであります。
心はネットの検索と図書館をさまよい、体は3密を避けて県内を東奔西走しています。
それでも、なかなか真実に、たどり着けないところが 「謎学」 の面白さなのであります。
さて、その正体は?
“酒” であります。
酒といっても、ただの酒ではありません。
今から150年前に製造を終えてしまった幻の酒であります。
いったい、どんな酒だったのか?
どんな味がしたのか?
甘口なのか、辛口なのか?
思いは、募るばかりです。
1週間の調査の末、なんとか酒蔵跡と酒造りに使用されたという井戸に、たどり着きました。
それと、ほんの少しですが、当時の文献も手に入れました。
その中に、こんな一文を見つけました。
文政6年(1823) 、戯作者、十返舎一九が江戸から草津への旅の道中に書かれたものです。
< (前略) 此所に〇〇酒と云う名産のあるを吹筒に移し入れ行に (後略) >
『上州草津温泉往来』 より
〇〇というのは、銘柄名です。
また場所の判明を避けるため、あえて前後の文章を略させていただきました。
150年という時空を超えて、もし、現代によみがえさせることができたなら……
「ぐんまの地酒大使」 として、残りの人生を賭ける価値があるのではないかと……
夢は大きく、ふくらみ続けています。
Posted by 小暮 淳 at 11:56│Comments(0)
│謎学の旅