2021年04月14日
今日の朝日新聞 “国定忠治の最期の一献 落語に”
以前、僕は、こんなことをブログに書きました。
<1つの謎から1つの連載が生まれ 1つの連載から1つの落語が生まれ 1つの落語から1つの番組が生まれた>
※(2021年3月15日 「明日オンエア!末期の酒 『牡丹』」 参照)
そして、その一連の流れが今日、新聞記事になりました。
朝日新聞 (4月14日付) 群馬版 23面
<国定忠治の最期の一献 落語に>
<処刑前日 所望した上州の地酒は「牡丹」?>
<群大教授の噺家演じる>
記事では、演歌や講談、大衆演劇の主人公として今も人気がある江戸末期の侠客・国定忠治の生涯に触れつつ、処刑前夜に呑んだ地酒のエピソードを題材にした落語ができるまでを紹介しています。
演者は、ご存じ!
我らのたまり場、酒処 「H」 の常連客であり、前橋市が生んだアマチュア落語界のスパースター、都家前橋 (みやこや・ぜんきょう)。
「H」 のカウンターで、注しつ注されつ、酔いし酔われ、語り語られて、誕生したのが落語 『末期の酒』 であります。
記事では、落語の内容にも触れています。
<「最期に何を所望するか」 と牢番侍に聞かれ、「上州の酒を飲んで上州の土に還る。こんな気分のいいことはねえ」 と地酒を所望した忠治。ぐいっと一杯。「もう一杯、どうだ」 と勧められたが、「天下の忠治が、磔(はりつけ)が怖くて、散々に酔っ払って死んだとあっちゃあねえ、こりゃあ、末代の恥になりやす。これで、結構でござんすよ」 と断る。>
この時、呑んだ酒が、加部安左衛門という豪農が醸造していた 『牡丹』 という酒でした。
ということで、記事の最後は落語の原作者である僕の登場です。
さて、どんなことをコメントしたのでしょうか?
興味のある方は、ぜひ、今日の朝日新聞をご覧ください。
いや~、謎学って、面白いですね。
「瓢箪から駒」 ならぬ 「瓢箪から酒」 が飛び出してまいりました。
さて、今後、この酒は、何に化けるんでしょうか?
Posted by 小暮 淳 at 10:47│Comments(0)
│謎学の旅