2018年03月13日
犬にまつわるエトセトラ
<伝説とは、あくまでも言い伝えであり、史実とは異なるもの。民話も先人たちが作り残してくれた創話だ。でも、そこに舞台があるかぎり、謎学の旅は始まる。>
2007年11月2日号に掲載された、この一文からシリーズが始まりました。
高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) に不定期連載している 『民話と伝説の舞台』 です。
これは、群馬県内に残る民話や伝説を掘り起こし、その舞台を訪ね、物語の真偽を検証するという、バカバカしいテーマを真面目に取材するという伝奇エッセイであります。
たとえば、茂林寺(館林市) に残る 「分福茶釜」 には、なぜフタがないのか?
旧六合村(中之条町) のカッパは、なぜ7年に1度しか現れないのか?
海なし県なのに、なぜ県内各所に竜宮伝説や浦島太郎伝説があるのか?
そのほか、妖怪や巨人、幽霊など、さまざまな伝説を追いかけてきました。
昔の人は、なぜ、そのような荒唐無稽な話を後世に残したのか?
それを探るのが、“謎学の旅” なのです。
さて、今年は戌年であります。
シリーズでは1年間、お犬様にまつわる民話や伝説を追いかけることにしました。
1月5日号では、太田市の神社に伝わる、殿様の命を救った “救命犬” の話を取り上げました。
やはりそこには、伝説でありながらも、村人たちが犬塚を造り供養した跡があり、平成の現代においても地元住民たちが 「救命犬の像」 を設立して手厚く祀られていました。
ということで昨日は、お犬様伝説第2弾の取材で、長野原町まで行ってきました。
ここにも摩訶不思議な犬の話が残されています。
ところが行ってみると、話だけではなく、地名や神社にもお犬様にまつわるエトセトラが……
謎学の旅は、つづくのであります。
Posted by 小暮 淳 at 10:53│Comments(2)
│謎学の旅
この記事へのコメント
犬さんの歴史的なお話、楽しみにしています☆彡
縄文時代から人のそばにいた犬たち、日本では古の頃、犬をきちんと埋葬した形跡があると聞きます。いつも傍らにいたんですね、彼等。
ところで、歯、お大事に!歯は個々の体質なので、、ケアをしていても虫歯その他から免れないことが多々ありますね・・。ちなみに、今お世話になっている歯科医は、美女すぎて、口を開けるのをためらっちゃいます・・・ははは・・・・・
先生、マロさん、またね~
縄文時代から人のそばにいた犬たち、日本では古の頃、犬をきちんと埋葬した形跡があると聞きます。いつも傍らにいたんですね、彼等。
ところで、歯、お大事に!歯は個々の体質なので、、ケアをしていても虫歯その他から免れないことが多々ありますね・・。ちなみに、今お世話になっている歯科医は、美女すぎて、口を開けるのをためらっちゃいます・・・ははは・・・・・
先生、マロさん、またね~
Posted by ムク at 2018年03月17日 22:09
ムクさんへ
犬好きのムクさん、こんばんは(ワン)!
ムクさんのおっしゃるとおり、犬と人間にまつわる歴史を調べれば調べるほど、その関わりの深さに驚きます。
日本全国に「犬塚」があり、忠犬ハチ公のような名犬の話が埋もれています。
今回は、摩訶不思議な旅に出た犬と心優しい村人たちの話をお届けします。
ぜは、お楽しみに(ワン)! 小暮&マロより
犬好きのムクさん、こんばんは(ワン)!
ムクさんのおっしゃるとおり、犬と人間にまつわる歴史を調べれば調べるほど、その関わりの深さに驚きます。
日本全国に「犬塚」があり、忠犬ハチ公のような名犬の話が埋もれています。
今回は、摩訶不思議な旅に出た犬と心優しい村人たちの話をお届けします。
ぜは、お楽しみに(ワン)! 小暮&マロより
Posted by 小暮 淳
at 2018年03月18日 20:19
