2022年01月18日
町中華の条件
<夜分にすみません。明日の朝刊に赤城山の良い話が出ます!>
昨晩遅く、メールが届きました。
送信主は、このブログでも、たびたび登場している新聞記者のKさんです。
どれどれ、どんな記事を書いたのかな?
と今朝一番でコンビニに走りました。
≪町中華 笑顔に押されて50年≫
朝日新聞群馬版に、そんな見出しを付けたブチ抜き5段の大きな記事が載っていました。
内容は、赤城山南麓にある中華料理店の話。
昭和47(1972)年に開業した、どこの町にでもある普通の “町中華” です。
しょうゆラーメン、焼きそば、チャーハン、カレーライス、カツ丼……
そして野菜炒め、ニラレバ炒め、モツ煮などの定食類……
現在は前橋市に合併されているが、場所は旧宮城村役場の近く。
昔から、「知らない町に行って、うまい食堂を見つけるなら役場の近くを探せ」 と言われるが、この店もその条件に当てはまります。
<村の人口は約8千人。コンビニもスーパーもなく、「はしもと」 は村人たちが集まるコミュニティーの場でもあった。日が沈むころになると、一杯飲むのを楽しみにやってくる人も多かったという。>
奇をてらう表現はなく、K記者の文章は、たんたんと昭和の面影を色濃く残す庶民的な “町中華” の魅力を綴っています。
さて、「町中華」 という言葉、聞きなれて久しいのですが、いつ頃から、そう呼ばれるようになったのでしょうか?
K記者は、その語源についても記しています。
<庶民的で地域に根ざした中華料理店を訪ねて歩く動画が2014年、ネットにアップされたのをきっかけに人気が広がった。「街中華」 とすると、横浜や神戸の中華街を思い起こさせるので 「町中華」 と書く。>
とのことです。
では、その定義は?
「町中華探検隊」 隊長のライター、北尾トロさんは、「町中華は定義できない」 とした上で、いくつかの条件を挙げています。
①1千円以内で満腹になる
➁麺類、飯類、定食などメニューが多彩
③チェーン店ではない
④長時間並ばないと食べることができない店でない
これに、「店主の人柄」 というのも加わります。
さすが風俗・大衆ネタを得意とするK記者だけあります。
記事を読み終えたときには、鼻先にチャーハンの香ばしいにおいが、まとわりついていましたよ。
よーし、今日の昼飯は、学生の頃よく通った、あの店に、久しぶりに行ってみよう!
もちろん、チャーハンには餃子を付けて。
う~ん、待つまでの間、瓶ビールを1本いただきますかっ!
Posted by 小暮 淳 at 11:17│Comments(2)
│昭和レトロ
この記事へのコメント
小暮先生
ぜひ、次回は、昭和の香りのする県内飲食店の本を出版してください!
上毛新聞社からお願いします。
そして、写真はもちろん、小暮先生が食べている写真!
ほろ酔い加減で飲んでいる写真も良いですね。
ぜひ、次回は、昭和の香りのする県内飲食店の本を出版してください!
上毛新聞社からお願いします。
そして、写真はもちろん、小暮先生が食べている写真!
ほろ酔い加減で飲んでいる写真も良いですね。
Posted by センネンボク at 2022年01月18日 20:57
センネンボクさんへ
いいですね。
面白いです。
「孤独のグルメ」 のほろ酔いパーション。
アジフライにウスターソースをたっぷりとかけて、ガブリ!
瓶ビールで、まったりと昼下がりからやるのがいいですね。
いいですね。
面白いです。
「孤独のグルメ」 のほろ酔いパーション。
アジフライにウスターソースをたっぷりとかけて、ガブリ!
瓶ビールで、まったりと昼下がりからやるのがいいですね。
Posted by 小暮 淳
at 2022年01月19日 11:04
